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弊社スタッフが綴るHASI HAUSブログ

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2020
11.02

隠れ無呼吸症候群⁉

 クジラやイルカが海面に出てきて噴気孔(背中の穴)より勢いよく潮をふきながら呼吸をする様子を、TVや水族館で見られたことがあると思います。マッコウクジラは、海底深く3000m潜水し、最大で90分程度息を止めることができます。イルカだとあまり深いところまで潜らず、時間は5~10分ぐらいだそうです。

 私もかなりの強者で、1~2分ぐらい息を止めているそうです。ただ海の中ではなく、夢の中、睡眠中に呼吸が止まる無呼吸症候群が発覚しました。就寝中に急に呼吸が止まり、暫くして「ぷふぁー」と大きく息を吹き返したり、大きないびきを繰り返したりする様子から、もしかして「無呼吸?」とかみさんが疑いを持つようになりました。
 
 この病気は成人男性の3%~7%、成人女性では2%~5%、高齢になるほど確率は上がってきますので、私の年齢では比較的割合の高い病気らしいのです。睡眠中の体内の酸素不足で、体内の部位に負担をかけ心筋梗塞や脳卒中の合併症を引き起こす可能性が高くなるそうです。原因は、肥満による脂肪や顎が小さい、舌が大きい、扁桃が大きいなど気道の確保がしにくい生まれつきのものや、鼻炎などとのことです。

 早速病院で診察を受けました。まずは、自宅に簡易検査機を持ち帰り一晩の測定です。見事、まぎれもない無呼吸症候群と診断、次のステップは病院での一泊入院、精密検査です。脳波、表情筋のセンサー、いびき、無呼吸センサー、喉仏をはじめ首周り、心電図も合わせて体中20か所にセンサーを取り付けられ、一晩中のデータが細かくパソコンに取り込まれました。

 その結果、私の治療方法はCPAP(シーパップ)と決まりました。睡眠中、鼻マスクから空気を送り込み、気道を広げる装置を付けます。こんな物をつけて眠れるのか?と不安でしたが、鼻マスクの装着にも徐々に慣れ、質の良い睡眠が得られそうな気がしてきました。また、無呼吸によって誘発される疾病の確率が、マスクによって健康な方と同等まで下がると聞き、ほっとしています。

 医師によると、隠れ無呼吸症候群患者は多いと思われるとのことでした。あなたも、耳を澄ましてみてください。クジラが近くを泳いでいませんか? 早い対処が、永く大海を泳ぎ回れることになるそうですよ(笑)
                                              橋本 良一

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