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2018
07.03

近代建築の旋風 フランク・ロイド・ライト

私の今のお気に入りは、「半分、青い。」そう、NHKの朝ドラです。1980年代再来の演出で、街並みの再現は勿論のこと、ボディコンなど流行の要素が巧みに組み込まれています。友情、親子愛、家族愛、郷土愛が垣間見える展開の人情的な中にもコミカルなところが織り込まれ、毎日の進展が楽しみでたまりません。ヒロイン鈴愛(すずめ)の「どんな環境でも常に前向きに生きる」その姿には、勇気をもらいます。
 
 ヒロインの師・漫画家の秋風先生のキャラと共に、仕事場のデザインがとても上手で、細部にわたり作り込まれているなと見入っています。先生のデスクの右側にあるスタンド、木製のタワー状になった素敵なデザインの照明器具が目に留まったでしょうか? 20世紀・近代建築の巨匠「米国の建築家 フランク・ロイド・ライト」がデザインしたものです。皆さんも一度は耳にされたと思うライト。日本では帝国ホテル(明治村に移築)や芦屋市のヨドコウ迎賓館(山邑邸)、西宮市の甲子園会館(旧甲子園ホテル)など身近な所にもあり、今なお、私達はライトの世界に足を踏み入れることができます。

 中でも帝国ホテルは、1919年に着工すると、タイルから調度品の木材まで全てをライトが監理したといわれています。当時日本では、スクラッチタイルやテラコッタ、クリンカータイルなどをほとんど作っていなかったので、新たに「帝国ホテル煉瓦製作所」(INAX社の前身)を創り施工に当たったと聞きます。
またライトは、日本の文化に興味があり、浮世絵のコレクターでもあったそうです。大地や自然と融合する建築を目指したライトと自然との繋がりを大切にする日本の建築的思考は近いものがあったのかもしれません。アメリカ以外でライトの建築物があるのは日本とカナダだけということもうなづけるというものですね。
 1867~1959年の92年の生涯、近代建築の新しい風を
吹き込んでくれたライト。秋風先生も当時の漫画界の旋風。
ライトと同じくして、ライトだけにライトで表現なさって
いるのでは???、「やるね~プロデューサー!!!」と、
一人妄想する橋本です。

                   橋本 良一

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