コラム

2025年はどのような年になるでしょうか?

2025年01月09日

2025年はどのような年になるでしょうか?

 あけましておめでとうございます。ご家族とまた親しい方々と新年をお迎えになられましたことと心よりお慶び申し上げます。


 さて、2025年(令和7年)はどのような年になるでしょうか?大きなイベントとしては4月から10月にかけて「大阪・関西万博」開催されます。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。未来は私たちをどのように待ち受けているのでしょうか?55年前の1970年、大阪万博では「人類の進歩と調和」というテーマが掲げられました。当時私は生まれていませんが、聞くところによると当時の熱狂ぶりはすさまじかったと聞きます。月の石やチューブ状の動く歩道、見たこともない外国の食べ物や近未来の発明品。その中には携帯電話やTV電話、電気自動車、リニアモーターカーなど現在では実用化がされていますが、当時からすれば夢の世界だったのでしょう。夢は描かないと実現しない。こうしたい、こうなったらいいな。そんな未来社会のデザインを見ることができるのが、今年の万博です。とても楽しみにしています。


 当時は、1964年に東京五輪が開催され、新幹線をはじめ高速道路が全国隅々まで延伸されていく。人口は増加し、経済はバブルに向かって高度成長期へと上り調子で満を持しての開催です。大人も子供も純粋にワクワクドキドキしていたことでしょう。

現在の私たちはどうでしょうか?日本自体は人口減少社会に突入し、近年では物価高騰により経済的にも成長が鈍化し、世界で取り残されている感があります。しかしながら、世界からは、まだまだ日本に対する尊敬や憧れがあり、円安状況であるということも加味しても魅力的な国であると感じられているのではないでしょうか。悲観的に見てしまうのは、誇るべき日本の文化や技術に私たち自身が気が付いていないからかもしれません。世界で一番安全で、安心できる国。それって、何?何を根拠に?私は文化だと思います。八百万の神様を讃える日本は、元々多様性に寛容な社会であり、争いを好まず和を貴重とする文化です。また、実直に技術革新をはかりながらも、無理をせずにその中で未来デザインをつくっていけたら、明るい未来が描けるのではないでしょうか?そのためには夢を描かなければ、実現しません。一緒に明るい夢を描いていきましょう。

取締役社長 上田 公平