コラム

カヌー部の思い出。

2014年08月15日

 私は学生時代 カヌー部に所属していました。カヌーって分かりますか?
どなたか、アフリカ民族笛を連想してません? それは、カズーです。(笑)
 
一本のパドルで前を向いてこぐボートのことです。下の図は、スラロームといって、釣りや探検など楽しむタイプのもので、比較的船幅が広く安定感のあるものです。
 


私がやっていたのは競技用で、ひたすらまっすぐ漕ぐ、 レースタイプで、500m、1000m、10000mと距離の違いこそあれ、スピード競技です。
なので船も細長くなり、幅は腰より少し大きいぐらいの50センチ程度で、とても狭いのです。このようなタイプになると、バランスが難しく初心者では3秒と乗っていられません。つまり、横向けにクルリとひっくり返ってしまうのです。競技中でもひっくり返り、死亡事故につながったレースもあったそうです。
 
そのクラブの監督がこのほど勇退されたと案内状が届き、昔を思い出したのです。監督の水色オンボロ車(失礼) ビートルにカヌーを積み長野国体にトコトコ出向いた事が、懐かしく脳裏に浮かびます。準決勝で負けた苦い思い出とともに・・・。

                                       橋本 良一