コラム

住まいづくりの目的とは・・?

2016年09月01日


最高気温や連続熱帯夜の記録を更新する夏から早く抜け出したいものですね。気温の上昇と私の年齢の上昇とが相まって、年々厳しさが増してきている橋本です。
 
 はじめての住まい創りを経験した人たちに「家づくりは楽しかったですか?」と質問すると、夢の実現、楽しかった!!と答える人が多い中、いろいろ面倒だった!と言う人も結構いらっしゃるそうです。洋服なら、インナーやアウター、靴や帽子とコーディネートするのも数が知れていますが、住まいとなると・・・・・・。

 生活形態の整理、動線の検討。色や柄だけではなく、性能や効果、イニシャルコストやランニングコスト。耐久性やメンテナンスの必要度合い、ひとつの物を選ぶのにものさしは数知れず・・。家づくりでは、いくつ選ばないといけないことか・・・うんざり!となる人、いろいろ選べて自分探しみたいで楽しい!!と言う人など様々となるようです。

  住まいづくりは一人ではなく家族みんなで考えるものなので、中には考えや趣向が違い、選択が食い違うこともあると思います。私はお引渡しの約一ヶ月後に訪問し、色々なお話を伺う中で、選択の食い違いを回避する方法もお伺いしてきました。家族の中での役割分担、それぞれの得意とする部分や分野を担当分けするといった方法です。台所や水周りは奥さん、その他の部屋はご主人とか、設備や電気・ITなど技術的なところはご主人の担当といった具合に、共同作業で良い家づくりができたとのことでした。

 選ぶためのヒント・・・・
  選ぶということは捨てること。まず、捨てていけば選ぶべきものが見えてくる。捨てるとは自分を整理することなんですね。 選んだものに、共感・納得できること。第一印象が良かったものを結局選ぶ、というのはよくあることです。とことん悩んだときは、プロの声を参考に。プロはたくさんのお家を見ていますから。

  住まいづくりの最終目的は、家(器)の完成ではなく、その中でご家族が共に、充実した時間を過ごせることだと思います。それぞれのご家族の想いや暮らしのスタイルに合った家が完成し、心身共、健康に暮らしていただければそれほど嬉しいことはありません。私たちスタッフも一緒になって楽しみ、家族創りに参加させて頂きたいものです。
                                                          橋本 良一