コラム

福井旅

2016年10月13日

学生時代の仲間に会うため、福井に足を伸ばして参りました。

懐かしの福井市内は、遠くに白山を望み、市内を流れる足羽川に鎮座する足羽山、雄大な自然は昔のまま。
ところが、福井駅もあたり一円の街並みもすっかり変貌し、都会の様を呈していました。

当事の光景をもとめ、暫く彷徨うとなんとびっくり、当事生活していた木賃アパート(共同トイレ、風呂無)が、そのままの姿であるではないですか。
当事でも相当古かったのに40年近く経った今でも同じ。
頭をよぎったのは、青春の匂い。甘くも、すっぱくも当事の時間が戻った瞬間でした。 
窓から姿が見えた学生さん、課題に追われながらも、バイトに勤しみ、クラブ活動や友達との交遊、そして大切な恋愛など等、身も心も忙しい毎日を送っているように見えたのは当時の私と重なって映し出されていたのかもしれません。

そんな青春の日々や共に過ごした友達のお陰で、今の私があるのは間違いないこと。懐古と感謝の福井旅でした。


 橋本良一