コラム

CHANGE&CHANCE

2016年12月02日

  「ヒラリ舞う、春の嵐は、トランプ氏」

 この句?は、今年の4月、ご存知アメリカ大統領選が佳境に入ってきた際に私が詠んだ句です。
この頃は、ヒラリークリントン氏の揺るぎない支持地盤に、トランプ氏がどこまで食い込むか!!といった状況でした。2016.11.09 トランプ氏の当選は、世界の予想とは反対で、イギリスのEU離脱にも匹敵するぐらい、びっくりした橋本です。

 TV討論会では、政策のディベートというよりも、罵り合いに近いもの。日本人的な感覚からすれば、揚げ足取りの子供のけんか!そこまで言うの? ちょっと、お二人さん大丈夫?と思った程でした。
アメリカは多国籍文化なので、生き残る為には自己主張を全面に出さないと生きていけない環境であることは理解は出来ますが・・・。(私は住めそうにありません)

 ふと気が付いたことは、当選確定になってトランプ氏の言動が軟化しはじめたこと。それに加えて、ヒラリー氏やオバマ氏も強い国アメリカの形成の為には、確定した現状(トランプ氏)をサポートする言葉が出始めたこと。多国籍がゆえに、厳しい対立はあるが、自らの国アメリカの為には一団となり立ち上がる事が出来る民族であること。よほどの事がない限り、4年の政権を皆で築きあげる事が出来ること。これまた、日本とは違いがあることにびっくりです。オバマ氏は就任(勝利)演説「CHANGE」によって「CHANCE」になると説きました。今回のトランプ氏もまさに、アメリカをそして世界を好転へ向かうようにしてほしいものですね。
 日本も自立の道を余儀なくされるかもしれません。これも、「CHANGE &CHANCE」となり、新しいステップに上がるのかもしれません。全てを受け入れ肯定することにより、次なる事が見えてくることを教えてもらった気がします。

       
                                  橋本 良一