コラム

“音”の問題

2018年06月01日

   第7回を迎えましたHASI HAUSのMarktは、あいにくの雨模様でしたが、お陰様で盛況の内に終えることが出来ました。多くのご来場の方々、そして各地からお集まりいただきました人気の出店者の皆様。そして、協力業者の皆さん、弊社スタッフ。皆さんのお力添えに心より御礼申し上げます。

  先日、ある学校より防音についてご相談がありました。室内で話している内容が、廊下まで聞こえ困っているとのことでした。建築業界には、防音専門の業者さんもあります。コンサートホールから自宅のピアノ室に至るまで、専門的かつ総合的に施工する業者さんです。
音は、空気音や固体音、高音や低音など突き詰めると複雑に絡み合っているので、全方位に向け防音するには相当の技術が必要で工事費用も高額になってしまいます。学校の限られた予算の中で、費用対効果を考え、音対策に悩みまくっている橋本です。

 音というのは厄介なときもあり、マンション住まいでは、音トラブルをよく聞きます。上階の子供のドタバタ音、お隣から聞こえる楽器音、防音機能の低い場所では、会話や排水音、ドアの開閉音までも筒抜けの所があります。また、昼夜を問わない生活スタイルの多様化の中、こうした音問題は、人間関係までも損ないかねません。

 戸建て住宅においても、隣家と壁一枚ということはないですが、道路からの車音、鉄道や踏み切り音、外部から聞こえてくる様々な音は困り者です。これらを極力排除する為に、弊社では使用部材の選定にこだわり、開口部(サッシ)を工夫すること、隙間風を感じない気密性の高い家にすることで、外部からの雑音を抑えることが可能となりました。雨の音も気づかなくて、洗濯物の取り入れが遅くなってしまった・・・なんてお言葉を頂くこともあります。
また、家の中の音が、外に漏れにくいのもいいことですね。子供の鍵盤ハーモニカやリコーダーのたどたどしい練習も、思いっきりさせてやれますよ。(笑)
                                         橋本 良一