コラム

日本の文化 ~規律・秩序・忍耐~

2018年08月02日

この度の西日本豪雨により被災された皆様ならびに
          そのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。



 お盆になれば、仏壇やお墓を掃除して先祖を迎えます。年末には大掃除をして新年を迎えます。子供の頃から常に掃除をするように言われたものです。
迎えているものは、結局、自分にまっすぐな気持ちなのかもしれないと気づいた橋本です。
 
 皆様、大変お疲れ様でした!とうとう終わってしまいましたね。ワールドカップロシア大会。日本代表も見事、決勝リーグへ進出。惜しくも、ホント惜しくも赤い悪魔と称されるベルギーに敗退。今回の日本の躍進には、世界も驚いたことでしょう。個人技だけではない、秩序正しいチームプレーは、今後のサッカースタイルの主流になると言う人もいます。

   プレーだけでなく驚かせたことは、日本のサポーターが試合後、観客席の掃除を行なったこと。それは、熱戦を繰り広げてくれた選手や関係者への感謝の気持ちなのでしょう。この行動は他の国にも拡がったとか。そして、極めつけは、スタッフや選手が使用したスタジアムのロッカー室を見事に掃除して去ったこと。ロシア語で「ありがとう」のメッセージまで残したことは、日本代表がこの大会へ真摯に臨んできた姿勢そのものだと思います。

「規律・秩序・忍耐」といった言葉が、今では薄らぎつつある日本。今回のワールドカップでその大切さを再確認したのは、海外メディアだけではなく、私達国民ではないでしょうか。外国人が日本を旅して感心することは、街が綺麗で清潔であること、治安が行き届いていること、他人に親切な国民性であること、交通機関の時間が正確で人々が秩序正しいことなど。この外国人の見解に胸を張りたくなる気持ちになったのは私だけではないと思います。

  自分自身の心を清め、周りに敬意を払うといった意味を込めた清掃文化が、日本人の伝統的な精神の中に根付いているのでしょう。今一度、私も背筋を伸ばし自国の一員として毎日をプレーしていきたいものです。ガラスの腰に気をつけながら・・・(笑)
                               橋本 良一