転禍為福(災い転じて福となす)②
2021年05月02日
転禍為福(災い転じて福となす)①の続きです。
いつも通り無事に年末を迎えようとしていた平成13年12月21日(20年前)の深夜、突然窮地に立たされることとなりました。中国の窃盗団に侵入され、金庫内より金品等の窃盗被害に遭いました。その後2年間、盗難品(紙幣証券等)の権利を裁判で争うこととなったのです。一時は、会社の存続も危ぶまれましたが、関係皆様のご理解や裁判の勝訴などで乗り切ることができました。判決が下った時、裁判官からは静粛にとお咎めを受けましたが、勝訴の歓喜は今も忘れることができません。
そのひと山を超えた頃、社長に就任しました。私が42歳の時です。バブル崩壊の波が福知山にも押し寄せ、仕事量は徐々に減っていきました。その上、ハウスメーカーとの関係も中断することとなり、益々、売上と利益に苦しむ時代に入りました。会社の存在意義を見つめ直し、お客様と一緒に創り上げることのできる、そして一緒に喜ぶことのできる戸建住宅に特化しようと決心し、家づくりの在り方、他社との差別化、自社の特長づくりに頭を悩ます日々となりました。
父が脳梗塞を発症したこともあり、家の中でのヒートショックに着眼し、省エネルギーで家中同じ温度の家づくりに傾注しようと考えました。極寒の北海道でアイヌ民族が暮らす地熱利用の家を研究されている方がいると知り、その教えを請いに千葉県へ足を運びました。平成16年に地熱住宅第一号を完成させ、経営革新や京都エコ商品の認定も頂きました。その後も改良に改良を重ね、現在、地熱循環システムを利用した家づくりが、特長の一つとなっています。
家づくりにおいて、より一層地域の皆様に愛される企業を目指していきたく、平成23年に通称を『HASI HAUS』と定めました。
先代の言葉に「逆境の中で人は成長し、逆境の中で人生は深まっていく」とあります。逆境から逃げることなく受け入れ乗り越えることで、味ある色濃い人生へと駒を進めていきたいと思います。今後共よろしくお願い申し上げます。
橋本 良一
いつも通り無事に年末を迎えようとしていた平成13年12月21日(20年前)の深夜、突然窮地に立たされることとなりました。中国の窃盗団に侵入され、金庫内より金品等の窃盗被害に遭いました。その後2年間、盗難品(紙幣証券等)の権利を裁判で争うこととなったのです。一時は、会社の存続も危ぶまれましたが、関係皆様のご理解や裁判の勝訴などで乗り切ることができました。判決が下った時、裁判官からは静粛にとお咎めを受けましたが、勝訴の歓喜は今も忘れることができません。
そのひと山を超えた頃、社長に就任しました。私が42歳の時です。バブル崩壊の波が福知山にも押し寄せ、仕事量は徐々に減っていきました。その上、ハウスメーカーとの関係も中断することとなり、益々、売上と利益に苦しむ時代に入りました。会社の存在意義を見つめ直し、お客様と一緒に創り上げることのできる、そして一緒に喜ぶことのできる戸建住宅に特化しようと決心し、家づくりの在り方、他社との差別化、自社の特長づくりに頭を悩ます日々となりました。
父が脳梗塞を発症したこともあり、家の中でのヒートショックに着眼し、省エネルギーで家中同じ温度の家づくりに傾注しようと考えました。極寒の北海道でアイヌ民族が暮らす地熱利用の家を研究されている方がいると知り、その教えを請いに千葉県へ足を運びました。平成16年に地熱住宅第一号を完成させ、経営革新や京都エコ商品の認定も頂きました。その後も改良に改良を重ね、現在、地熱循環システムを利用した家づくりが、特長の一つとなっています。
家づくりにおいて、より一層地域の皆様に愛される企業を目指していきたく、平成23年に通称を『HASI HAUS』と定めました。
先代の言葉に「逆境の中で人は成長し、逆境の中で人生は深まっていく」とあります。逆境から逃げることなく受け入れ乗り越えることで、味ある色濃い人生へと駒を進めていきたいと思います。今後共よろしくお願い申し上げます。
橋本 良一