コラム

2年目大島の現場監督日記①

2023年05月19日

 1年間の研修期間を経て、ようやく新築現場を担当させてもらうことになりました。完工まで3回にわたって、僕の監督業務をレポートしていきます。僕なりの驚きや発見を皆さんにお伝えできればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 HASI HAUSでは、工程ごとの細かいチェックリスト【新築マニュアル】に基づいて、一つ一つ作業をしていきます。
 担当現場が決まると、まず初めに現地調査へ行きます。後から確認ができるように、高低差や近隣周辺の様子など、現状をしっかり撮影しておきます。その時に駐車スペースや電線、境界ピンの位置などの確認をしておくことでスムーズに着工を迎えられます。



 次に工程表と基礎図面を作成します。この時点では、大まかな全体工程表と基礎着工から上棟までの基礎工程表を作成します。
基礎図面は、平面図や土台伏せ図など何種類かの図面を見比べながら作成していきます。どこに基礎を入れると構造的に丈夫な家になるのか、アンカーボルトやホールダウン金物の位置を考え、床下のダクトの経路を確保し、さらに点検時に全ての部屋の床下に入れるように、人通口を確保しなければいけません。全てを網羅するように作図しなければならないので、とても難しく悩みました。住まいにとって、基礎は一番大切なところだと思います。担当設計や棟梁にもアドバイスをもらいながら、できあがった図面は上司に確認してもらい作成していきました。



 監督の仕事は、まさに縁の下のチカラ持ち。お客様と直接お会いする機会が少ない分、しっかりと管理して信頼されるように頑張っていきたいと思います。次回へつづく・・・・
工務 大島 優亮