コラム

最新トイレ情報!

2014年05月02日

 最近のトイレはかなり進歩しています。使いやすさや掃除のしやすさ、形状、省エネ性も10年前の製品とは
違います。今回はその進歩の中でも「素材と機能」についてお伝えします。


 従来トイレ素材といえば陶器が一般的でした。
これまでの常識を打ち破る新しいトイレが発売されました。

 なんと、アクリル樹脂をベースにした「有機ガラス系の新素材」です。
なぜ新素材のトイレが登場したのかというと、それは将に「清掃力UP」。
放っておくと汚れが溜まるトイレ掃除は「嫌いな家事」の上位にあげられています。掃除を楽チンにしたいという要望はとても強いようですね。この新素材は水族館や、飛行機の窓などにも使われ、撥水性が高く、水アカの付きにくい素材だそうです。他にも、陶器のトイレに比べ軽いため、施工の際、搬入するのがラクだという施工サイドのメリットもあるようです。

 機能については、温水洗浄や温風乾燥、脱臭機能など、今では当たり前になってきています。
 最近トイレに搭載されている機能で特に目立ってきたのがオート機能。トイレ空間に入り便器に近づくと、勝手に便フタが開き、便器に座ると脱臭ファンが臭いを吸い取り、用を足し便器から立つと水が流れ、便フタが閉まります。この一連の流れをすべて自動でおこなってくれる代物です。
 
 さらに最近では、高性能機種に搭載されたのが、サウンド機能。便器に近づき座ると、自動的に音楽が流れるようになっています。その音楽の種類はクラシックからオリジナル曲、川のせせらぎ音までも用意されています。またSDカードにダウンロードし、自分の好みの曲を楽しむということも出来ます。
 トイレを、憩いの空間として読書や新聞を読まれる人にはいいかもしれませんね。
                               
                                                                                             設計 田中良男