コラム

2年目 大島の現場監督日記 ③

2023年10月12日

 今回は、上棟当日をレポートします。
まずは、上棟当日までに上棟で使用するターンバックル(仮筋交い)、かけや(大型の木槌)、仮設階段などの道具を搬入しておきます。

 7 : 30 ~ 
 土台、プレカット材にかけておいた養生のブルーシートを上げ、足場のメッシュシート(作業中に材料や工具が外に落ちないようにするもの)をひろげて足場にくくりつけます。

 7 : 50 ~ 
 上棟式の朝会を行います。
ここで一本選んでおいた上棟柱を、お客様と棟梁で建てます。



 8 : 00 ~ 
 建方スタートです!!
まずは、一階の柱を全て建てます。次に、梁をレッカーで吊り上げ、一本ずつ架けていきます。そして2階の捨て貼りを貼り、1階と同じように柱を建てて梁を架けていきます。



 建方での僕の仕事は事故の無いように現場を見る事、端材などのゴミを拾う事です。
 
また、一階の柱・間柱・筋交いが全て入れば、外周面に基礎から1m上まで防蟻材を塗布します。



 15 : 00 ~ 
 15時頃には屋根の野地板まで施工し、屋根業者さんに来ていただきルーフィング(屋根材の下に葺く防水シート)を施工してもらいます。後日、屋根材を葺いてもらいます。



 そして最後に上棟式の夕会を行い、棟上げまでの工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願します。

とても大まかですが、こちらが上棟日一日の流れになります。


 何度見ても、一日で屋根仕舞いまで終わる棟梁、職人さん達の技術に驚きます。そして、いよいよ、形として家ができあがっていく様に感動されているお客様を見て、自分の家のようにうれしくなります。
ここから造作、外装、仕上げ工事とたくさんの職人さんの手で家が出来上がっていきます。
工務 大島 優亮