コラム

有名建築家を学ぼう!

2021年07月06日

◆アントニオ・ガウディ
 Wikipediaより
 今回は、コロナ禍でなかなか行けない世界の建築作品を見てみましょう。
アントニオ・ガウディというスペインの建築家を知っていますか?自然主義に徹したスペインの建築家で、主な作品としてはバルセロナにあるサグラダ・ファミリアやカサ・ミラ、グエル公園等があります。

『サグラダ・ファミリア』 建設中
 バルセロナのシンボルとなるサグラダファミリアは1885年より建設が開始され、現在も進行中の世界遺産です。
驚くのが、100年近くも建設許可を得ずに工事が進行しており、2019年に許可が下り、合法となった点です。
北ファサード、イエスの誕生を表す東ファサード、イエスの受難を表す西ファサードや内陣、身廊などはほぼ完成しましたが、イエスの栄光を表すメインファサードと、18本の塔のうち10本が未完成です。
これらの塔の12本が12使徒、4本が福音書記者、1本が聖母マリア、1本がイエス・キリストを象徴するものとされています。
また、外尾悦郎さんは、主任彫刻家として唯一サグラダ・ファミリアの作成に関わっている日本人です。
  サクラダファミリア公式サイトより
 数年前に行ってきたのですが、外観からは想像もつかないような大空間が広がっており、色とりどりのステンドグラスの光が神秘的で圧倒されました。

『グエル公園』 1914年頃竣工
 お菓子の街という感じのポップで可愛らしい街並みです。
ヘンゼルとグレーテルの中に出てくる「お菓子の家」をモデルにしていると言われています。形、装飾がとても可愛らいしい作品です。 
  Wikipediaより

『カサ・ミラ』 1910年頃竣工
 ラ・ペレドレラ(石切り場という意味)とも呼ばれるバルセロナのメインストリート、グラシア通りに面して建つ、2つの中庭と地下ガレージを備えたハイグレードなマンション。各階4戸、1住宅400㎡のスペースで、屋上には彫刻の煙突群があり、とても不思議な空間でした。
現在でも4世帯が居住しているそうです。
  撮影:塩尻

 このコーナーを作りながら、グーグルマップのストリートビューで、どんな所だったかなと確認したり、『パエリア』と『カヴァ』が美味しかったなと思い出していました。
これまで行かれた場所をストリートビューで検索したり、実際に行ってみたい世界の建築物を見たりすることもできます。旅行気分で地図上で歩いてみるのも面白いかもしれませんね。
                              設計 塩尻 和幸