コラム

新築住宅向け 太陽光発電情報②

2022年07月24日

 太陽光発電情報①に続きまして、新築住宅向けにLIXIL(リクシル)の『建て得』という商品のご紹介です。

 新築時にLIXILの玄関や窓、キッチン、トイレ等を採用すると実質0円で太陽光発電システムが設置できます。(分電盤や接続工事分は追加費用が発生します)発電した電力は0円で使用できるので、夏休みの昼間に子供がエアコンを使用しても家計に優しく、冬も発電があれば、暖房費を抑えることが可能です。





 蓄電池を採用したい方には、蓄電池プランもあります。蓄電池はまだまだ高いですが、災害発生時や非常時に大変有効です。

 さらに、こどもみらい住宅支援事業等の補助金も申請可能。先着順ですが100万円の補助が受けられます。(申請費用は別途)ただし、設置するには9kw以上設置であったり、平屋の場合は、南側に2階建てが建たない等の条件があります。

 太陽光発電パネルを設置する際に一番気を付けたいことは、建物の上に、重い設備を積載することによる耐震性能の低下です。
先日、自宅に太陽光パネルの営業に来られたので質問をしてみると「きっちり施工するので大丈夫」と言われました。(実際は耐震の補強等が必要になる場合があります)建物の設計時には、屋根の重量(瓦か、瓦以外か)を計算しています。瓦葺きは2.6t・コロニアル葺き1.2t・ガルバリウム鋼板葺き0.3t・太陽光パネルは0.5t程度となり、建物重量に大きく影響します。ガルバリウム鋼板葺き以外に、太陽光パネルを後から設置すると、屋根が重くなりすぎたり、屋根に穴をあけることがあり注意が必要です。

 もしも太陽光パネルの訪問営業や電話がかかってきた時に、うちの屋根に設置しても大丈夫だろうかと気になることがあればご相談ください。(太陽光発電情報③へ続く)
                                 設計 塩尻 和幸