明けましておめでとうございます。

　新しい生活様式が推進され、日常のマスクや頻繁な手洗い、リモート会議等今までとは違う色々なことに戸惑いを感じながら過ごした昨年でした。今なお不安は続いていますが、そんな中、医療従事者の方々やライフラインを支えて下さる方々には心から感謝するとともに、私たちの果たすべき使命は何かを考えさせられました。

　昨年見送られたＴＯＫＹＯオリンピックが今年は開催の予定ですが、楽しみと不安が混在していますね。１９６４年以来、日本での夏季オリンピックです。１９６４年以降、候補に挙がりながら落選したこともありました。リベンジに燃え勝ち取ったＴＯＫＹＯオリンピックのはずが、コロナに苛まれ、女神は日本になかなか微笑んではくれません。

そんな環境下でも、大会にむけて黙々とトレーニングに励む選手たちに、私たちは勇気と元気をもらいます。選手に応援を送る側の私たちは、逆にエールを受けているように思います。現在、代表になるべく選考会で激しい戦いが繰り広げられていますが、渾身の力を込めた姿はそれを見ているだけで熱い気持ちになります。

　昨年は「エール」というＮＨＫ朝ドラが放送され、音楽が人を勇気づける、元気づける、人と人を繋いでくれることを私自身も実感しました。朝ドラファンの私は、主人公のモデルの方が作曲された音楽を聴き、感じ入ったり、懐かしく思ったり、新たな発見をしたりもしました。
　
　さて、私たちの果たすべきことは、時代や環境に対応しながら、住みやすい、安心できる家を創り続けることだと思います。HASI  HAUSは、建築という企業活動を通じて精いっぱいのエールを皆様に送るべく、力強く前に進んで参りたいと思います。
　喜びごとが多き一年でありますよう心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　   橋本　良一