コラム

さらにすごい!玄関ドアの『スマート』な最新機能

2021年11月07日

 重たい荷物を持ったまま鞄の中をごそごそ…。
玄関の鍵がすぐに出てこないことってよくありますよね。

最近、SNSや動画配信サイトでも「おすすめのオプション工事」としてよく見かける『玄関ドアの電子錠』。
便利そうだけど実際どうなの?どんな鍵があるの?鍵はいくつもらえるの?など、いろいろな疑問を解決します。
また、11月から、最新技術を搭載してバージョンアップしますので合わせてご紹介します!



◆ ポケットキーについて
 ポケットキーには、リモコンキー(2個)ICタグキー(3個)の2種類があります。



【操作方法】
●ICタグキーは、タグキー本体を玄関ドアハンドルに近づける
●リモコンキーは車の鍵と同じく、鞄やポケットに入れたまま玄関ドア
 ハンドルのボタンを押す。またはリモコンキーの施解錠ボタンを押す

 電気による操作なので、停電時に締め出されるのでは?と、心配されたお客様もおられます。以前のヴェナートD30で、ポケットキーに付属されていたカードキーや、シールキーのみをお持ちの方は、その可能性がありました…。
そういった事例から改良され、最新のポケットキーはカードキーとシールキーを廃止、非常用収納カギ(ディンプルキー)を内蔵したリモコンキー、タグキーのみが採用されています。

 さらに、この秋からスマートフォンと連携!専用のアプリ『スマートコントロールキー』をダウンロードして、玄関ドアとBluetoothでリンクさせると、お手持ちのスマートフォンが鍵になります。



【操作方法】
●アプリを起動した状態のスマートフォンを鞄やポケットに入れておき、玄関ドアハンドルのボタンを押す

◆ 顔認証キーについて
 さらにさらに!もっと進化した電子錠もあります。
業界初の『顔認証キー』です!
顔認証システムは、スマートフォンだけでなく、空港や海外の大型スーパーマーケットでも導入事例が増えている先進技術の1つです。操作する人が特別な行動をすることなく、非接触で認証できる方法であり、今後の暮らしの中で個人識別の主流になる技術だと考えられています。

「顔認証キー」は、自動開閉スライディングドアと組合せたバリアフリー対応や、在宅医療・介護における来訪者管理(医師・看護師・介護士など)、玄関で個人識別することで宅内設備機器との連携サービス(住宅IoT)など、今後に向けて様々な拡大利用が見込まれているようです。玄関ドアの室外側に設置された2つの内蔵カメラは、顔を立体的に捉える生体認証(3D認証)の技術を採用し、写真やダミーによる不正解錠を防止します。
顔認証機能と人感センサーをセンサーユニットとして一体化させ、施解錠までストレスのない作動スピードを実現しました。取り付け高さは、大人から子どもの背の高さまでの認証を可能とする130cmに設定され、顔の登録は最大20人まで登録可能です。



 YKK APが行ったアンケート結果では、玄関の施解錠に用いる機能として、この顔認証を含む生体認証(3D認証)に関心を示す人が約66%でした。



 オプション工事としてよく見かける電子錠ですが、HASI HAUSの人気シリーズ『natule』では、断熱性能にこだわったYKK APのヴェナートD30の電子錠「ポケットキー」を標準装備しています。

また電池式にも対応もしているので、壁内部に配線のないリフォームでも採用できます。ぜひ便利な最新機能ドアをご検討下さい。(写真・資料:YKK AP様 HPより)

                                  設計 中井 香菜子